ハンナ・アーレントを読む - ハンナ・アレント

アレント アーレントを読む

Add: anunid16 - Date: 2020-11-20 11:04:40 - Views: 3354 - Clicks: 8574

こうして大衆が一つの川の流れに押し寄せるかのような状態にまとめ上げることに成功すればあとは放っておけばいいのかというとそうではありません。 その「世界観」が崩れないよう<指導者>がいろいろな努力をする必要があります。 具体的には「敵を作り出す」ということが重要になってきます。 呉越同舟という言葉があります。 ある壮大な脅威に出くわした時に普段は不和である人間同士が協力関係になるという有名な諺ですね。 これと同じ力の原理で全体主義においては敵をでっち上げることを継続して行います。 敵をでっち上げてぶっ叩いたら次の敵をでっち上げる、、、その繰り返しを行うのです。 常に敵を作り出し続けることが全体主義存続において極めて重要であるとここでは書かれています。なぜなら、仮に敵が一つしかいないのであれば、倒した日にはあるストーリーが終焉を終えてしまい運動が解体されまたバラバラな個人に戻ってしまうからです。支配が終わってしまうわけですね。 ですから、敵を作り出してぶっ倒し、また敵を作り出すというそのこと自体が「統治の手法」になるのが全体主義なのです。 それこそナチスの全体主義運動は敗戦がなければすべてのユダヤ人を殺害するまで起こっていました。ちなみに当時のナチスはユダヤ人だけでなく終戦近くの時にはポーランド人なども敵としてでっち上げていたため徐々に過激になるというのは言うまでもありません。 さて、ここで10年の日本の政治を思い返してみましょう。 小泉内閣ができて郵便局を敵としてでっち上げて攻撃を仕掛けました。プレーンの竹中平蔵は正社員を既得権益とでっち上げ攻撃を仕掛けました。 いいことがありましたか? 次は民主党に政権交代をしました。 官僚を敵にでっち上げ政治主導を進めると言いましたが、何かまともなことが実現したでしょうか。 大阪の維新の会ができました。 既存の議会や大阪市自体を敵にでっち上げてCMなどで嘘を流しまくりました。 結果何が改革されたのでしょうか。 都民ファーストの会ができました。 小池百合子が自民党を敵にでっち上げ選挙で大勝しましたが、あの熱狂にかなうものだったでしょうか。 まあいろいろあるのですが、敵をでっち上げようとする政治家というのは信頼が置けないのです。なぜなら、彼ら・彼女らのやり方はアーレントが『全体主義の起源』で述べた全体主義的支配そのものだからです. ハンナ・アーレント(Hanna Arendt)年譜. アレント,ハンナ(Arendt,Hannah) 現代の最もすぐれた女性政治思想家。1906年、ドイツのユダヤ人家庭に生まれる。マールブルク大学でハイデッガーに、ハイデルベルク大学でヤスパースに師事、哲学を学ぶ。. 「人間の条件」はハンナ・アーレントのもう一つの代表的であり、とりわけ「労働」について考えています。この労働は消費と表裏の関係にあり、現代社会は消費社会とみなされています。 ハンナは人の行うことを「労働」「仕事」「活動」の三つに分けて、とりわけ「活動」を重視しました。活動は政治的であり、社会を良くするものであり、ギリシア的な(言葉による)説得によってなされるものです。しかし消費が拡大していく現代では労働優位になり、活動が軽視されます。 活動がないがしろになることと、世界が政治的なものから社会的なものになることは表裏一体です。ここでハンナは「政治的」と「社会的」を厳密に区別しました。「人と思想」p156によれば、彼女はギリシア語からラテン語になる過程で多くの概念が混同され、失われたという(「人と思想」ではトマス・アクィナスを例にとっている)。 その失われて歪められた概念に「政治的」と「社会的」がありました。政治的な世界とは「活動」がきちんと行われている世界で、古代ギリシアが体現していた世界です。しかし労働の重要性が増すと、人々が政治に無関心になり、世界は「労働」と消費に関してだけ行動する社会的な世界になります。. ハンナ・アーレント『人間の条件』を読む(1)――「労働」「仕事」「活動」 ・(不定期的にアーレントの再読をupしようと思います。 読み方はいろいろあると思いますが、「こう読んだ方が面白い」という独断も混じってますのでご寛恕のほどを。. ハンナ・アーレントは「イェルサレムのアイヒマン」という本も書いています。これは多くの論争を起こして有名になりました。ここでは「人と思想」からの引用をのせるにとどめます。 知性がないわけではない。しかし思想を持たない。これが最も最悪の個人になりうることを暗に述べています。. 5冊目は『暗い時代の人々』です。 こちらは彼女と同時代に生き、彼女が強く影響を受けた人物たちへの評伝集です。 アーレントをより深く理解したいという欲動にかられる人には特におすすめです。 レッシング、ローザ・ルクセンブルク、ヤスパース、ヘルマン・ブロッホ、ベンヤミン、ブレヒトなどが出てきます。 なお、これは主観ですがこの中で単著レベルで読めてとっつきやすいのはローザ・ルクセンブルク、ヤスパース、ベンヤミンです。 以上5冊取り上げさせていただきました。 私自身、ハンナ・アーレントをきっかけに多くの思想哲学にのめり込んだこともありますので、今のアーレントブームというのは嬉しいものがあります。 最初はなかなか理解しずらい部分もありますが、著作を横断的に繰り返し読んでいけば、彼女の思想の今日的意義は私が説明するまでもないと思います。.

まず、アーレントは「全体主義」というホロコーストも含めた悲惨な結末を生み出した最初の第一歩に「階級社会の崩壊」を上げています。ここは非常に重要なところです。 しかしながら、このことは意外に思われるかもしれません。 といいますのも今日においては実質的にはどうかはともかくとして階級というものを意識して生活を営んでいる人は少ないからです。 しかしながら、逆に言えば階級社会の崩壊が実現している今の我々の世界はもうそれだけで全体主義を増長させやすい土壌ができているとも言えるのです。 ハンナ・アーレントは『全体主義の起源3ー全体主義ー』の一説で下記のように述べています。 少し長いので補足します。 彼女によれば全体主義というのは大衆が存在する社会においては容易に発生するものです。 日本も例にもれません。 では、ここでいう「大衆」というのはどういうものだとアーレントは考えているのでしょうか。 アーレントの定義によれば「なんらかの利害で周囲とつながりを持っておらず、バラバラな個人の集まり」とのことです。多くの人はいるけど、それぞれがつながっていないというのは今のマンションなんかがそのイメージに近いですね。 ところで「階級」というと言葉はなんだか悪いですが、アーレントの言っている「階級」という言葉はもう少し広い意味を持っていることがお分かりいただけるでしょう。 今日的に言い換えると「共同体」や「コミュニティ」と読み替えた方がいいかもしれません。 要するにアーレントの考えを要約すれば、階級社会(共同体)が崩壊してバラバラな個人として散らばっている大衆社会においては人々がなんらかの公的の利害で突き動かされることは無くなった結果、とんでもないもの(全体主義運動)ものに加担してしまうということなのです。 それゆえに人と人を繋げている階級社会(共同体)の崩壊は全体主義の起源であると彼女は述べているのです。 目次にもどる. 残りの作品については一言紹介といたします。 3つ目に取り上げるのは『過去と未来の間』です。 こちらはエッセー調で書かれた著作でありあまり知名度は無いもののアーレントの思想概要を理解する上では一番最初に読むということもお勧めできる著作です。 すでに触れたような功利主義のカテゴリーで価値判断をする土壌が社会で強化される近代社会についての分析は特におすすめです。. ただ、階級社会の崩壊で「大衆」が発生したからといってすぐに全体主義が完成するわけではありません。(もちろん起源の一つではありますが) アーレントのテクストを追いかけていくと全体主義が完成するには「バラバラな個人である大衆」が全員同じ方向を向くための仕掛けが必要になります。 その結束力を生み出すものが何かというと「世界観」です。(ストーリーという言葉も近い) 彼女はナチやスターリンを引き合いに「世界観」を生み出す首尾一貫性こそが全体主義の土台として極めて重要であると述べています。 ある抗しがたい世界観に人々を動員すればあとはもう自転車をこぎ続けるようにずっと走り続けることができます。だから全体主義「運動」なのです。逆に言えば、止まることは全体主義の終わりを意味します。 ここで一つ補足しておかないといけないのですが、この大衆を紐付ける「世界観」というものはリアリティを欠いた、いや誤解を恐れずに言えば「嘘」なのです。なぜ「嘘」と言えるのかというとアーレントの言葉を借りれば「政治とは複数性を前提とするもの」だからです。 複数性というのは色々な個性を持った人が溢れていることを指します。 つまり、複数性を前提とする現実の政治においてひとまとめにすることなど無理なのであり、それを無理やりねじ込むには「嘘」を使ってそれで騙すしかないのです。 しかし、「嘘」であろうとも大衆が巻き込まれるのには理由があります。 それが前章の「階級社会の崩壊」とつながってくる部分になるのですが、平たく言えば人間は「見捨てられた状態」に耐えられないからです。 階級社会の崩壊でバラバラになった個人にとっては何よりも孤立したその状況こそが恐ろしいのであり、その解消のためなら巨悪にでも加担してしまうということをここでは書かれているのです。 「嘘」でないと一つにまとめ上げることなどできません。 目次にもどる.

07 「戦争責任」とは何か(2). ハンナ・アーレント Hannah Arendt,. ハンナ・アーレントの解説本 、映画「ハンナ・アーレント」 、番組「100分de名著 全体主義の起源」 を見ました。 彼女は1906年ドイツに生まれたユダヤ人で、哲学を学ぶも、ナチスによって強制収容所に送りこまれた経験があります。. 『ハンナ・アーレント』(独: Hannah Arendt )は年のドイツ・ルクセンブルク・フランス合作の伝記ドラマ 映画。ドイツ系ユダヤ人の哲学者であり政治理論家であったハンナ・アーレントを描いている。. ハンナ・アレントが本書で提供するコンセプトである。「活動的生活」と訳す。 アレントは人間のもっている活動力を一つと見なかった。少なくとも3つ、広げれば4つの活動があると見た。. See full list on hitsusya. 偉人ハンナ・アーレントの名言集(英訳付)by心の常備薬 ハンナ・アーレント:ドイツ出身の哲学者、思想家 ドイツ生まれのユダヤ人。 ハイデルベルク大学でヤスパースとハイデッガーに師事。 ’33年ナチス政権成立後、パリに亡命。 ’41.

20世紀西洋人名事典 - ハンナ アレントの用語解説米国の政治学者,評論家,政治思想家,哲学者。ハノーバー(ドイツ)生まれ。ドイツ生まれのユダヤ人。ハイデルベルク大学でヤスパースとハイデッガーに師事。’33年ナチス政権成立後、パリに亡命。’41年に米国に亡命し、シカゴ大学. ハンナ・アーレントの作品情報。上映スケジュール、映画レビュー、予告動画。ドイツに生まれ、ナチス政権による迫害を逃れてアメリカへ亡命. Amazonで杉浦 敏子のハンナ・アーレント入門。アマゾンならポイント還元本が多数。杉浦 敏子作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。.

ハンナ・アーレントは大衆社会が全体主義を生むと考えました。大衆とは です。次に引用する文章は非常に重要です。 ナチスと共産党は水と油のように最も離れた距離にありましたが、そのやり方はとても似ていました。排外主義的で、暴力的で、大衆を扇動する。この二つを支えているものは大衆であり、狂気と悪を冷静に判断できない個人の集まりです。 悪に先導される個人の多くは共同体を失っていました。共同体とは家族であり、地域であり、国です。第一次世界大戦後、ヨーロッパには多くの無国籍者があふれ、家族を失った者がたくさんいました。共同体はそれまで(宗教などを通じて)一定の教育を与え、「感覚麻痺」しないための価値観も与えていましたが、それらはもうありません。 加えて私たちは常に誰かから必要とされている状態を欲します。当時のドイツとソ連はその心理を利用するように、一人ひとりの個人に「あなたが必要だ」と訴えるのです。行き場を失い必要とされていないと感じる人々は、その言葉に酔ってしまう。 扇動された個人たちに何が足りなかったか? おそらくそれは共同体であり、横のコミュニケーションでした。ばらばらになったことで、一人ひとりは上からやってくる言葉を、それが悪であるか判断もしないで受けとめたのです。. まず、彼女の名を世界に轟かせたのがこちらの作品です。 この作品を読まずして、アーレントの思想に触れたとはいえないほどに読んでおきたいおすすめの一冊です。 「全体主義」という言葉自体を一般的にしたのはこの著作ではないかとも言われています。 さて、その中身ですが、一言でいうと全体主義という「個人が全体に従うべき」とする考えがなぜ生まれてくるのかについて書かれています。 この「全体主義」の具体例としてアーレントが分析の対象として上げるのがナチスドイツとスターリンのソ連です。 両統治は歴史的にも桁違いの人殺しが完遂されたとされ、その数は数百万にのぼりました。そのことは多くの人がご存知のことでしょう。 その統治のあり方を「全体主義」的統治とアーレントはカテゴライズしたわけです。 過去の専制統治と比較しても桁違いに人命を軽んずるような統治形態が容認された理由を考えることが彼女の思考のスタート地点です。 彼女は残酷な全体主義が誕生する引き金として2つのポイントをあげました。 1つは個人のアトム化です。そして、もう1つは「論理」が持つ抗しがたい強制です。 まず一つ目から見ていきましょう。これ(個人のアトム化)は要するに「社会において個人がバラバラの状態にある」ということを意味します。 イメージとしては社会において多くの個人が顔を突き合わせているのにそのそれぞれが交わることなく流れていくような社会を念頭においていただくといいかもしれません。 今の日本も無関係とは言えないでしょう。 ではこれのどこが問題なのでしょうか。 アーレントは『アトム化によって社会の中に居場所を失ったばかりか、常識がそれにふさわしく機能しうる枠組みをなしていた共同体的な人間関係の全領域をも失ってしまった』という形で説明します。 「常識」というのは、我々が生きていく中で行う価値判断の土台となるものですが、それが社会において個人が孤立化すると崩壊すると彼女は言っているのです。 我々はつい「常識」の存在をあまりに自明のものとしているためにその源泉がどこにあるか見逃しがちです。 しかし、紛れもなく社会で他者と関わりあう中でそれを見出すのであり、他者との関わり合いを実質化しうるものが破壊されれば意図も簡単に崩壊するということを述べているわけです。 なお、ナチスやスターリンは自らの権力基盤を強固にする上で、このような個. ハンナ・アーレントは世界史と倫理の教科書で出てくるユダヤ人の思想家です。彼女はドイツで生まれ、第二次世界大戦中にドイツを脱出し、最終的にアメリカで生きました。亡命ユダヤ人として第二次世界大戦の苦しみを経験し、そこから二十世紀の歴史を分析したのです。 1951年に発表した「全体主義の起源」は彼女の代表作であり、第一次世界大戦前からあった人種差別がどのように第二次世界大戦につながったかを紐解く名著です。 1958年、もう一つの代表的著作「人間の条件」が発表されました。高校で取り上げられることは少ないと思いますが、この本はハンナ・アーレントを考えるうえで必須になるでしょう。 彼女は若いときにハイデガーやヤスパースといった哲学者と交流し、早いうちに自分の足場となる思想を固めました。 ヤスパース(ウィキペディアより) 思想が成熟していくと同時に社会は戦争状態になり、現在の私たちでは考えられないほどの苦痛を味わいました。しかし彼女は冷静に歴史と社会の変容を分析し、さらに戦後アメリカ社会と国際社会について鋭い先見の明を持っていました。. Amazonでハンナ アレント, Arendt, Hannah, 速雄, 志水の人間の条件 (ちくま学芸文庫)。アマゾンならポイント還元本が多数。. ハンナ・アーレント「全体主義の起源」を読む: 講師名: 百木 漠(立命館大学専門研究員) 講座案内: 米国ではトランプ大統領誕生後、アーレント『全体主義の起源』の売り上げが急増したそうです。.

続いておすすめの著作としてあげられる2冊目はもう一つの代表作『人間の条件』です。 こちらは人間が社会と関わるあり方を分類する中で、人間とはなんなのかについて考えた書籍だと私は考えています。 アーレントは、それを「労働」「仕事」「活動」の3つの観点から分類し説明を試みるのです。 ここでは個々に全て説明する紙幅はありませんので対照的な「労働」と「活動」の2つのポイントだけかいつまんでおきます。 まず、「労働」からですが、こちらはその言葉からイメージするように多くの大人が従事するものです。 この活動を理解するポイントは2つあります。 一つ目は当人の「したい」「したくない」とは無関係に「強いられる」という性質を持っているというものです。 理由は単純で「働かないと死ぬから」であり、それが強力な行動基盤となります。 ここでアーレントはどれほど空虚で耐え難く無意味なものと感じられようとも生命そのものがそれにかかっている以上、従事せざるを得ないのが労働の本質だと述べています。 続いて二つ目ですが、「労働」という活動自体はそれを始めるにあたり必ずしも他者を必要としないということをアーレントはあげます。 「いや。会社に行けばみんなで働いているじゃないか」という指摘があるかもしれません。 しかし、それだと他者と同じ場に物理的に居合わせるという意味でしかありません。 極端な話で言えば、あなたが会社に明日行かなくて会社が何一つ回らなくなるということはないでしょうから、「労働」が他者の存在を必要とはしないというのは大げさな話ではありません。 他の例を挙げるならば、今目の前の作業を仕事場でするにあたりあなたは他者の存在がなければ何一つ始められないでしょうか。 おそらくそうではないでしょう。 ここで、彼女が言わんとするところは、彼女が人間の条件の一つとしてあげる「活動」と見比べる事でクリアになります。 「活動」というのは、含みはあるものの言論活動という意味で理解していただいて良いかと思います。実際、具体例として彼女は古代ギリシアのポリスをあげています。 この「活動」の最大の特徴が他者の存在を「必ず」必要とするという事です。(「労働」とは対照的に) 言論活動をするにあたり「他者」なしでできる人などいるかと考えていただければご理解いただけるでしょう。 もちろん不可能です。できるという人がいたらそ. 女性哲学者の象徴的存在、ハンナ・アーレントは、1906年にドイツの中産階級に生まれます。 両親はドイツ系ユダヤ人で、父は工学博士の学位を持ち、子どもの教育に熱心でした。アーレントは知的好奇心が旺盛で、幼少期から古代ギリシャやローマの古典を読む、早熟な子どもだったようです。. 政治的な活動を排除する という傾向をとるにいたります。. ハンナ・アーレントを読む - ハンナ・アレント ナチスの台頭で彼女の人生は変わりました。1933年2月、国会議事堂放火事件をきっかけにナチスが共産党を締め出すと、ドイツに反ユダヤ主義が現れました。国民は第一次世界大戦の重い賠償金と世界恐慌で極限まで疲れきっており、ナチスはそれにつけこむ形でこの排外主義を拡散したのです。 1933年7月、ユダヤ人だったハンナは逮捕されました。しかし運良く出獄でき、そのままドイツから逃れてフランスのパリに向かいます。彼女はここから亡命生活に入りました。その亡命期間は結局二十年近くになりました。ハンナ・アーレントという人物が第二次世界大戦を中心に社会を分析したのもこの経験があるためです。 亡命したフランスでハンナは、同じくドイツから逃れたハインリヒ・ブリュッヒャーと結婚しました(1940年1月)。しかし5月になると、ドイツ出身者であるハンナは抑留キャンプに連行され、収容されました。さらに同じ年の6月、ナチスはフランスのパリを占領します。1940年という年はハンナ・アーレントにとって最悪の年でした。 1940年のドイツによるパリ占領(ウィキメディアコモンズより) ナチスがパリを占領したとき、抑留キャンプもふくめてパリは一時的に混乱しました。このわずかな混乱でハンナは抑留キャンプを脱出することに成功します。その後も多くの困難をともないつつも、努力と幸運によって、1941年にフランスから亡命し、さらにアメリカに入国することになりました。 1943年、ハンナはアウシュビッツ強制収容所の事実を聞いて衝撃を受けます。これはユダヤ人であるハンナにとって最悪の知らせでした。 年表. Amazonで川崎 修のハンナ・アレント (講談社学術文庫)。アマゾンならポイント還元本が多数。川崎 修作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。. 二十世紀思想の十字路と呼ばれたハンナ・アレント。 全体主義の起原をたどることで、その「新しい政体」を近代精神の所産として位置づけ、国民国家秩序の破綻と難民の世紀到来を明らかにした政治哲学者。 彼女は、帰るべき家郷を失った時代の保守主義者として、あるいは進歩を信じ得. . Amazonでハンナ・アレント, 阿部 斉の暗い時代の人々 (ちくま学芸文庫)。アマゾンならポイント還元本が多数。ハンナ・アレント, 阿部 斉作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。.

消費における区別でアイデンティティを身につける 2. 17 「戦争責任」とは何か(1)――ハンナ・アーレント「独裁体制のもとでの個人の責任」. ハンナ・アレント「人間の条件」を読む 岸井大輔 with picasom VOL.

アレント曰く、悪人になるのに特別な才能はいらないらしい。 ((※チャンネル登録・高評価、是非是非お願いします!!)) いつもご視聴. 『人間の条件』ハンナ・アレント(ハンナ・アーレント)、志水速雄訳(ちくま学芸文庫)1994年549頁目次(収録作品)第1. ハンナ・アーレントを読む ハンナ・アーレントとは誰か――『人間の条件』.

1906 10月14日ドイツ・ハノーファー郊外(Hanover, Wilhelmine, Germany)にて、ロシア系ユダヤ人夫婦(Paul and Martha (Cohn) Arendt)の唯一の子供として生まれる. 11/27 下北沢にある本屋b&bにて、映画『ハンナ・アーレント』公開記念トークイベントが開催されます! 11/25 札幌公開記念トークイベント開催! @シアターキノ. 東先生がアレントに言及していたので、昔に戻ってアレントを読み返します。 当時もまた新自由主義の話に関心はありました。ただ、問いの立て方は異なっており、「現代において、公共空間をいかに確保することが可能か」というものでした。訳書はちくま学芸文庫版です。長々とした. ハンナ・アーレントはイギリスとドイツの帝国主義を分けています。イギリスとフランスはヨーロッパ以外の各地に植民地を持ち、特にイギリスはその植民地を利用して経済的に成功しました。 大航海時代まで遡る植民地獲得競争はやがてドイツを除け者にしました。ドイツはイギリス、フランス、オランダと違ってヨーロッパの外に植民地を持たなかったので、ヨーロッパを支配下に置くことを目標と定めたのです。これは汎ゲルマン主義となり、ゲルマン人はヨーロッパを支配してもいいという思想になります。 そのうえで第一次世界大戦がありました。第一次世界大戦そのものは非常に複雑で、多角的で、原因を一つに定めることはできません。戦後、ヨーロッパは荒廃してドイツは理不尽な賠償金を払うことになり、ハイパーインフレによって人々の生活は破綻します。 1929年に世界恐慌が起きると状況はさらに悪化し、賠償金の支払いは不可能になり、国民は生きていくことが困難になりました。失業と貧困は暴力的な思想と運動を作ります。 一方、第一次世界大戦は多くの難民を生み、無国籍の人々がヨーロッパをさまよっていました。貧困と無国籍が極限まで達しているにもかかわらず、解決の可能性はほとんどありませんでした。. ハンナ・アーレントは大勢に組しない、自説を貫き通す哲学者として尊敬しています。 彼女のことを書いた本は我が家の近くの本やで手に入れるのは困難です。. .

ハンナ・アーレントはカントが生きたケーニヒスベルクで若いときを過ごしました。第一次世界大戦が始まる前までは生活に困るようなことはなかったものの、第一次世界大戦末期から家計が苦しくなっていきます(「人と思想」p18参照)。 彼女が若い頃から聡明であったことはよく知られています。そしてマールブルク大学でハイデガーに会い、実際に交流しました。この経験は多かれ少なかれ彼女とその思想に影響を与えました。 その後、ハンナはヤスパースの講義に参加し、彼と思想的に交流しました。ヤスパースはニーチェやフッサールから影響を受けた哲学者で、高校では実存主義の側面から分析されます。彼女はヤスパースを次のように高く評価しています。 このときはまだ「全体主義の起源」に直接結びつく決定的な自我は確立されていません。しかし彼女は着実に、戦後の自分にとって必要な教養を身につけていました。その一つがギリシア語とラテン語の広範囲な教養です。ハンナは「人間の条件」などの著作を通じて現代社会の問題点を提起していますが、その思想の根本には古代ギリシアとローマの時代の知識があったのです。. See full list on irohabook. 矢野久美子「ハンナ・アーレント」を読む ハンナ・アーレントは、早い時期から日本に紹介され、「全体主義の起源」を始めとした主要著作もほとんど翻訳されてきたが、そのわりには、いまひとつ評価が芳しくなかった。. 第二次世界大戦中,ナチス・ドイツは約600万人ものユダヤ人を虐殺しました。 軍事的な必要性も必然性もないのに,ただユダヤ人というだけで殺したのです。.

ハンナ=アーレント Hannah Arendtハンナアーレント(1906.

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